Uptown Special / Mark Ronson

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メーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」と並んで、去年の暮れ、我が家の超ヘビロテだったのが「アップタウン・ファンク」。エイミー・ワインハウスやアデル、ポール・マッカートニーらとの仕事で知られるプロデューサー/DJ/ギタリスト/シンガー・ソングライター、マーク・ロンソンがブルーノ・マーズをゲスト・ヴォーカルに迎えて放った超ゴキゲンなポップ・ファンク・ナンバーだけど。去年、全英ナンバーワンに輝いたのに続き、全米でも今年に入ってついにナンバーワンの座に登り詰めたこの曲をフィーチャーした新作アルバムが出た。出たとたん、日本でも大売れみたい。

ソロ名義では4作目かな。ブルーノ・マーズはもちろん、スティーヴィー・ワンダー、ミスティカル、テイム・インパラのケヴィン・パーカー、スウェーデンのエレクトロ・ポップ・トリオ“マイク・スノウ”のアンドリュー・ワイアットなど、新旧入り乱れてのゲストが曲ごとに参加。キャメオ、トラブル・ファンク、ギャップ・バンド、ジェームス・ブラウン、マイケル・ジャクソン、スティーリー・ダン、チャカ・カーン、シュガーヒル・ギャングなど、マーク・ロンソンのレコード棚にどんなアルバムがコレクションされているのか教えてくれるような、80年代臭が蔓延する仕上がりだ。

大半の曲の作詞をピューリッツァー賞作家、マイケル・シェイボンが手がけているのも話題だけど。そのせいもあるのか、優等生が不良っぽい友達にちょっと憧れて慣れないスラング使ったりしながらつるんでる、みたいな、わくわくしつつも、どこか浮ついた感触なきにしもあらず。その最高峰が「アップタウン・ファンク」で。やはりアルバムのハイライトはこの曲なのかなとも思うけれど。むしろ、ケヴィン・パーカーやアンドリュー・ワイアット、そして共同プロデュースも手がけているジェフ・バスカーらをフィーチャー・ヴォーカリストに迎えたスティーリー・ダンっぽさ全開の曲のほうに、この人の本質的なものを感じたりも…。