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イーファ・オドノヴァンって読みます。エドガー・マイヤー、ヨーヨー・マ、スチュアート・ダンカン、クリス・シーリーの4人が究極のアメリカーナ・ストリングス・アンサンブルを聞かせた『ゴート・ロデオ・セッションズ』にヴォーカリストとして数曲参加していた女性シンガー・ソングライター…と言えば、ああ、彼女かと思い当たる方がいらっしゃるかも。

クルックド・スティルってごきげんなオルタナ・ブルーグラス・バンドの中心メンバーだった人で。アリソン・クラウスも2011年の大傑作アルバム『ペイパー・エアプレイン』でイーファが作った「レイ・マイ・バーデン・ダウン」を取り上げてたっけ。そんな彼女がこのほど初のソロ・アルバムをリリースした。待ちに待った1枚だ。6/20のCRTに向けて盛り上がりつつある気分にぴったりっす。

タッカー・マーティンがプロデュース。人選ばっちり。妙に奇抜なことはせず、伝統的アコースティック・ミュージックの手法を尊重しつつ、でも適所でメロトロン鳴らしたり、エレピ使ったり、ちょっとだけファンキーなビート感を盛り込んだり、プログレ的な展開を導入したり、絶妙なバランス感覚を発揮しながらあの手この手でイーファの魅力的な歌声を包み込んでみせる。

“化石”というか“時代遅れ”というか、そういうアルバム・タイトルだけど。あえてそう名付けたところに、今この時代だからこそこういう音楽の深みへと踏み込んでいこうというイーファの強い意志が感じられて。なんだかうれしくなる。ここでプロモーション用の最新パフォーマンスが見られます。