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アイアン&ワインことサム・ビーム。大当たりした前作『キス・イーチ・アザー・クリーン』から2年。待望の新作が出ました。アルバムはこれで5作目かな。今回もすげえいいです。古き良きメロディ感覚とかポップな曲作りの切り口みたいなものを、伝統として採り入れるのではなく、時を超える永遠の方法論としてナチュラルに受け継ぐ個性がいてくれるって事実だけで、おじさんとしてはうれしくなってしまう。

前作では、どこか70年代の西海岸を思わせるハーモニーが印象的な「Tree By The River」とかが大好きで、ずいぶんリピートして楽しんだものだけど。今回はジェイソン・ムラーツあたりにも通じるライトなブルー・アイド・ソウル感覚漂う「The Desert Babbler」とか、エリック・カズとかアル・クーパーとかあの辺の人たちのニュアンスを思い起こさせる「Joy」とか、タイトルとは裏腹にブリージーな「New Mexico’s No Breeze」とか、心地よく味わってます。

ツボを心得たホーン/ストリングス・アレンジはロブ・バーガー。ディランさんちのトニー・ガニエも参加。サム・ビーム自身の曲作り/音作りのスキルもかなり上がった感じで。そういう変化を微妙にいやがる人もいるのかなぁ…とか思ったりもしますが。これは真っ当な成長ぶりってことで。歓迎しましょう。米国盤はノンサッチから、その他の国は4ADから。ぼくは高いノンサッチ盤買っちゃったけど、アマゾンへのリンクはお安い4AD盤のほうに貼っておきますね。5月には国内盤も出る予定。

ちなみに全曲試聴ありです。こちら(全曲試聴、終わっちゃったみたいです。残念)