2120 South Michigan Ave. / George Thorogood & The Destroyers間もなく海の日。早朝、なでしこの健闘を堪能して、一眠りして、夜はビーチ・ボーイズまつりってスケジュールで盛り上がりましょう(笑)。実はその海の日の深夜から、JFN『ビッグ・スペシャル』もビーチ・ボーイズの大特集ウィークに突入するのでした。ビーチ・ボーイズの曲をまとめて大々的にオンエアできる最近めったにない機会なので、ぜひやらせてくださいとお願いして、渾身の選曲させていただきましたよ。そちらもお楽しみに。月~水深夜、毎晩2時間半ずつ代表曲を総ざらいさせてもらって、木曜深夜は3時間、ぼくが出演してマニアックに決めようかな、と。そんなことを目論んでます。

てことで、近ごろはうれしいことにビーチ・ボーイズ三昧の日々なんだけど。彼らの緻密で爽快な音にずっと接し続けていると、ときたまもっとアーシーな、ごつい音も聞きたくなったりして。そんなとき重宝しているのが今回のピック・アルバム。ジョージ・サラグッドの17枚目の新作です。

タイトルになっている住所を見ればわかる通り、シカゴのチェス・レコードへの思いを炸裂させた1枚。ということで、最初はシカゴ・ブルース一辺倒のカヴァー・アルバムかなと思ったのだけれど、そこはサラグッド。トミー・タッカー、チャック・ベリー、ボ・ディドリーといったチェス・ロックンロールの偉人たちの楽曲もきっちりと盛り込んだ構成です。このタイトルの住所をタイトルに冠した若きローリング・ストーンズのインスト曲もカヴァーされていて。自らの出自をきっちり表明したいい選曲って感じ。2曲がサラグッドのオリジナル。

もちろん、収録曲の基本はウィリー・メイボーン、ハウリン・ウルフ、マディ・ウォーターズ、J.B. ルノア、サニー・ボーイ・ウィリアムソン、リトル・ウォルター、ジミー・ロジャースらによるブルースの名曲群。選曲的にそれほどマニアックじゃなく、アレンジ的にもけっして細部までブルース・マナーにこだわっているわけじゃない。いい感じに大ざっぱな仕上がりで。その辺がいかにもサラグッドらしい。賛否分かれるところだとは思うけれど、ぼく的には思い切り好感を持ちました。

バディ・ガイとチャーリー・マッスルホワイトが客演。プロデュースはトム・ハムブリッジ。デストロイヤーズのタイトな演奏も痛快。サラグッドのロッキン・ブルース魂の健在ぶりを思い知らせてくれるうれしい1枚です。